日常とアートの幸福な関係

FLOLUXが提案するのは、日常のルーティンを少しだけ丁寧に行い、自分自身の感性を呼び覚ますこと。第一弾アーティストとして迎えたfanfanと共に、FLOLUXを手掛ける久保田芹南が描く「日常とアートの幸福な関係」を紐解いていく。


―アートをもっと身近に―

インタビュアー:日本においてアートは、まだ少しハードルが高いというか、「特別なもの」「投資の要素をはらんだもの」というイメージを持たれがちですが、お二人はどうお考えですか?

久保田:確かにそうですね。ギャラリーに足を運んだり、高い知識が必要だったり、あるいは資産価値として語られたり。でも、私はもっと直観的にアートを楽しみたと思っています。私がfanfanのアートに触れたときに感じた、ただそこにあるだけで心が悦ぶ感覚を、多くの方に届けていきたい、そんな願いを込めています。

fanfan:大きなキャンバスを家に飾るのは少し勇気がいるけれど、毎日使う、ふと目に留まる、そこにアートが共存すると、自然と生活の中に溶け込んでいきますよね。「何かこの色、今日の自分にマッチするな」といった、ラフな感覚でいい。FLOLUXは、そのための入り口になれると思っています。



インタビュアー
:「Luxury Art Box」は、そのコンセプトを体現するシリーズですね。

久保田:はい。パッケージ、ショッパーなど全て、fanfanの『WAVY』シリーズから5つの作品をセレクトして展開しています。

fanfan
:アートボックスシリーズの2個セットの石けんボックスは、使い終わった後も、ジュエリーボックスとして使ったり、大切な手紙をしまっておいたりできそう。そうやって、パッケージそのものを活かし、誰かの日常の記憶の一部として残り続けることができたら、アーティストとしてこれほど幸せなことはありません。

久保田:FLOLUXは、アーティストの感性とビューティーを繋ぐ「プラットフォーム」でありたいと考えています。今回は、私の大切な友人であり、最も尊敬する表現者の一人であるfanfanに第一弾をお願いしましたが、今後はまた異なる背景や感性を持つアーティストの方々とも、新しい景色を描いていきたいと思っています。


fanfan
:せりと一緒にこのスタートを切れたことは、私にとっても大きな誇りです。アーティストそれぞれの色が、FLOLUXというブランドを通じて世の中に届いていく。そのしなやかな広がりを、私も一人のファンとして楽しみにしています。

久保田:効率を追い求める今の時代に、1ヶ月以上かけて石鹸を作ったり、絹100%の質感にこだわったりすることは、決して楽な道ではありません。でも、その「手間」の中にこそ、自分を大切にするための愛が宿ると信じています。私たちは、そのしなやかな強さを、これからもFLOLUXのブランドを通して伝えていきたいです。

―未来へ繋ぐ、心地よい循環-

インタビュアー:最後に、この記事を読んでいる方々、そしてこれからFLOLUXを手にする方々へ、メッセージをお願いします。

fanfan:私の作品を見たときに、日常の景色が少しだけ明るく見えたり、明日が少し楽しみになったり。そんな風に、皆さんの心に新しい光を灯せたら嬉しいです。このプロダクトが、皆さんの大切な時間に彩りを添えることを願っています。

久保田:FLOLUXは、単なるブランドではなく、私たちが提案したい「生き方」のようなものと考えています。自分自身を慈しみ、日常の中に心の豊かさを感じる瞬間を大切にしたい。その小さな習慣が、巡り巡って周囲への優しさや、世界への豊かさへと繋がっていく。自分への、そして大切な誰かへのギフトとして、この温かい循環が広がっていくことを願っています。

インタビュアー:お二人のしなやかな感性が重なり合った、素敵なはじまりの物語。これからのFLOLUXの歩みが、ますます楽しみになりました。



fanfan

FANFAN(ファンファン) | ミャンマー出身のアーティスト

幼少期よりミャンマーのインターナショナルスクールに通い、オーストラリア留学を経て英語を習得。 18 歳で来日し、日本語・台湾語・ミャンマー語・英語を自在に操り、多様な文化に触れた経験と、卓越した手先の器用さと洗練された美的感覚を活かし、ネイルアーティストとして活動を始める。その卓越した表現力はネイルの世界を超え、現在は絵画やビジュアルアートの領域にも拡張している。

久保田芹南

FLOLUX 代表取締役 | 久保田芹南

幼い頃から敏感肌に悩み、必然的に「安心して触れられるもの」を探す日々でした。そしてあるときから「自然の力」に深く惹かれるようになりました。FLOLEX は、そんな私の体験と信念を通して誕生したブランドです。 アーティストコラボレーションのパッケージは、日々の暮らしにさりげなく取り入れられるアートとして、単なるパッケージとして「捨てられる容器」ではなく、再利用して頂くことを目指しています。今後のコラボレーションにもご期待ください。