
「自分を慈しむこと」が、誰かを支える力になる
前編では、RED BOX JAPAN が目指す“生理用品のインフラ化”や、FLOLUX が今回の提携に込めた想いについてお届けしました。
後編では、チャリティープロダクトの背景や、「女性が自分らしく生きること」について伺います。
若い世代に、“選択肢”を届けたい
——今回のプロジェクトには、「女性のエンパワーメント」というテーマも大きく関わっています。
尾熊:
はい。私たちは、生理用品を届けることだけがゴールだとは考えていません。
その先にあるのは、「女性が安心して学び、自分の未来を描ける社会」を育てていくことです。
学生時代って、社会で活躍する女性のロールモデルに触れる機会がまだ少ないと感じるんです。
だからこそ、もっと早い段階から、“こんな生き方もあるんだ”“こんな働き方もできるんだ”という選択肢に触れられることが大切だと思っています。
現在RED BOX JAPANでは、導入企業で活躍する女性へのインタビューや、学校での講演活動なども行っています。
今回のコラボレーションも、その延長線上にあるものです。
久保田さんのように、自分の想いを形にしながら活動されている女性の存在そのものが、一つのロールモデルになると思っています。
「共感」で繋がるブランドでありたい
——久保田さんは、そのお話をどのように受け止めていますか?
久保田:
私自身、商品だけではなく、“その背景にいる人”まで含めてブランドを届けたいという想いがあります。
- どんな人が、どんな価値観でブランドを作っているのか。
- どんな未来を目指しているのか。
そこに共感していただけることが、本当の意味でブランドとの繋がりになると思っています。
だから今回のプロジェクトも、ただ「寄付をしています」という話ではなく、FLOLUXがどんな社会を目指しているのかを伝える大切な機会だと感じています。
単にモノを消費するのではなく、その背景にある考え方や姿勢に共鳴してくださる方が増えることで、ブランドの存在意義も深まっていく。
今回のような取り組みは、私たちにとってもすごく意味のあることだと感じています。

支援への“最初の一歩”を、もっと軽やかに
——今回の取り組みは、チャリティーへの参加のハードルを下げる役割もありそうですね。
久保田:
そうですね。
社会課題に関わることって、「大切だとは思うけれど、どう関わればいいかわからない」と感じる方も多いと思うんです。
だからこそ、“好きなものを選ぶこと”の延長線上に支援がある状態を作れたらいいなと思いました。
普段使うアイテムを選ぶことが、そのまま誰かの支援につながる。
それなら、もっと自然に参加しやすくなる気がしたんです。
特別なことをしなくても、日常の中で少しずつ社会と繋がっていける。
そんな感覚を、FLOLUXらしい形で届けていきたいと思っています。
日常の選択が、支援につながるプロダクト
——今回展開されているプロダクトについても教えてください。
久保田:
今回、RED BOX JAPANとの提携による寄付付きプロダクトを展開しています。
この寄付付きプロダクトを一点ご購入いただくごとに、RED BOX JAPANと提携している学校へ、生理用品が5枚寄付される仕組みになっています。
商品としては、デリケートゾーンにも使いやすいよう、刺激の少ない成分設計にこだわりました。
香りも、ローズマリーとユーカリをブレンドした、すっきりと爽やかに仕上げています。
毎日使うものだからこそ、機能性だけではなく、感覚的な心地よさも大切にしたかった。
「心を満たすこと」と、「社会を支えること」は繋がっている
——FLOLUXらしさが、とても自然に反映されたプロジェクトですね。
久保田:
ありがとうございます。
FLOLUXでは、“自分自身を慈しむ時間”をとても大切にしています。
忙しい毎日の中で、ほんの少しでも自分を労わる時間があるだけで、人って少し前向きになれたりすると思うんです。
でも、その“心地よさ”って、決して自分だけのためのものではないとも感じています。
自分を大切にできる人が増えることは、周囲への優しさや、社会の空気感にもつながっていく。
だから今回のプロジェクトも、「セルフケア」と「社会的な支援」を切り離したものではなく、一つの流れとして考えています。
自分を整えることが、結果的に誰かの未来を支える力になる。
そんな循環を、もっと自然に広げていけたら嬉しいです。

“当たり前に安心できる社会”を目指して
——最後に、今後このプロジェクトを通じて届けていきたいことを教えてください。
尾熊:
生理用品が、トイレットペーパーのように当たり前に存在する社会を作りたい。
それが、私たちの根本にある想いです。
生理を理由に不安を抱えたり、教育の機会を失ったり、自分らしさを諦めたりしなくていい社会。
その“当たり前”を少しずつ増やしていきたいと思っています。
今回FLOLUXさんとご一緒できることで、これまで活動に触れる機会がなかった方にも、自然な形でこの問題を知っていただけるのではないかと感じています。
久保田:
私も、このプロジェクトを通して、“社会と優しく繋がる感覚”を届けていきたいです。
今は情報が溢れていて、社会課題に触れること自体に疲れてしまう瞬間もあると思うんです。
だからこそ、FLOLUXでは、あくまで“心地よい形”で社会と関わっていける方法を提案したい。
自分を満たすことと、誰かを支えること。
その二つは、きっと両立できる。
今回のプロジェクトが、その小さなきっかけになれば嬉しいです。
自分を慈しむ時間が、誰かの安心につながっていく。
心地よさを選ぶことが、誰かの未来をそっと支えることにつながる。
この取り組みが、そのきっかけの一つになることをFLOLUXは願っています。